縦書きのための文字の自動変換

縦書きの文章の場合、次の規則で自動変換されます。

1桁または3桁以上の半角数字は、全角数字に変換される。 2桁の半角数字はそのまま縦中横となる。 全角数字は漢数字に変換される。 ダブルクォート“”はノノカギ〝〟に変換される。 半角ピリオドは全角中点に変換される。 半角カンマは全角読点に変換される。 全角マイナスは全角ダッシュに変換される。 全角ダッシュは縦棒に変換される。

ただし、HTMLエンティティ(&…;)で記述したものと、http:で始まる半角英数字の連なりは変換から除外されます。

また、明示的に変換から除外するためにタグを使うことができます。

PDF スタイル サイトの設定 横書き 縦書き 縦2段 文字 特小 小 中 大 特大 周囲余白 なし 小 大

本文で使用できるタグ

ルビ

ルビは青空文庫と同様に《》記号により記述します。ルビ対象の単語に対して

とても憂鬱《ゆううつ》

のように記述してください。《記号の前にある漢字以外の文字の直後から、《記号の直前までがルビの対象となります。単語の一部だけ、あるいは漢字以外にルビを振る場合は、次のように|記号で区切ってください。

信州|若穂《わかほ》

崎陽軒《きようけん》の|シウマイ《しゅうまい》

次のように途中でルビを区切る場合は、|記号は不要です。

宮武《みやたけ》外骨《がいこつ》

区間タグ

ある区間に何らかのスタイル指定をするために[#タグ名]という形式のタグを使うことができます。例えば圏点を振る場合は、次のとおりに記述します。

ごま塩の|びん[#圏点]

この場合「びん」が圏点を振られる対象となります。タグの対象区域の規則はルビと異なり、漢字を自動認識しないので必ず|が必要です。

利用可能なタグは次のとおりです。

[#圏点] …圏点を振る。[#圏点 ◎]のようにすれば、ゴマ記号以外の圏点をふることができます。 [#縦中横] …縦書き文章の場合、縦中横を適用します。 [#無変換] …縦書き文章のための変換から除外します。 [#非表示] …PDF出力の場合は非表示にします。 単純タグ

特定の場所にスタイル指定をするために[*タグ名]という形式のタグを使うことができます。

利用可能なタグは次のとおりです。

[*改ページ] …明示的に改ページをします。 [*改カラム] …明示的にカラムを終わらせます。段組をしないスタイルでは改ページと同じです。 複数行区間タグ

複数行の区域を対象とするタグです。次のように、開始タグと終了タグは1行として記述してください。

[無変換<] Text [>無変換]

縦書き文章のための変換から除外します。

画像(img)以外のものを図として扱います。以下のように使います。

[図<]

<pre> アスキーアートなど </pre>

|キャプション[#説明]

[>図]

キャプションのために[#説明]タグを使うことができます。この部分では前後に1行開けてください(WPによりタグの不整合が起こるのを防ぐためです)。

PDF スタイル サイトの設定 横書き 縦書き 縦2段 文字 特小 小 中 大 特大 周囲余白
なし